エラ:ヒロヒ式の特徴
2014年8月4日
1.正面顔で横幅が小さくなり、小顔効果が強い 正面顔を小さくするには、外板(が…
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下顎全体をひとまわり小さくしたいとのことで、Vライン形成術としてエラ、オトガイの両者の手術を行いました。オトガイは中央部での長さはそのままで、できるだけ細くとの要望で垂直骨切りによるオトガイ狭小術(中央骨片12mm切除)を行っています。
エラに関しては、拡大下顎角切除+外板切除+咬筋減量+バッカルファット切除術を行っています。オトガイ孔下方で下顎下縁のラインを整えることにより、かなりシャープな印象のVライン形成となっています。モニターさんは同時に頬骨縮小術も行っております。
下顎が大きいため、正面顔でほっそりしたいとのこと、斜め顔でも頬の面積が広く、3次元的に小顔手術を希望されました。
手術後CTより分かるように手術範囲は前方はオトガイ孔の少し手前まで骨を削り、正面顔で可能な限り変化を出しています。
正面のみならず、斜め顔でも小顔効果ははっきりうかがえます。
男性患者であるため下顎角は意識して自然なエラを残しました。私の開発した方法の特徴(下顎枝後縁に向かって水平方向の骨切り)ですが、このようにエラを完全に切除するのではなく、程よく残すことができるのです。正面顔では、外板切除、咬筋減量により角張った印象はなくなり、ほっそりとした顔型になりました。
正面顔でホームベース型の顔型を改善したいとのことでした。術前後のCTからもわかるように、下顎角切除は外側にはねている部分(フレア)だけであり、ごくわずかです。正面顔での劇的な変化は外板切除と咬筋減量による効果です。