顎矯正手術 上顎前突(出っ歯)の整形手術上顎前歯部歯槽骨切り術

顎矯正手術 上顎前突(出っ歯)前歯部歯槽骨切り術
総論
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上顎前歯部歯槽骨切り術

本術式の適応として、骨格性上顎前突症で、臼歯部の咬合高径を変化させる必要のない症例が適応となります。上顎前歯部の唇側傾斜を伴った上顎前突症や前歯部の開咬を伴った上顎前突症が良い適応となります。

骨格性上顎前突症で臼歯部の咬合が良好なもので単独に行われることもありますが、下顎の手術など種々の骨切り術との組み合わせで行われることもあります。

一般に行われている術式は、Wassmund法、 Wunderer法です。左右の小臼歯(上顎の4番)の抜歯を行い、上顎骨前方部(上顎の3番(犬歯)~3番)を後方に移動する術式です。両術式の大きな違いは切開線であり、Wassmund法は頬側歯肉の縦切開と口蓋粘膜正中切開から骨膜をトンネル状に剥離しますが、Wunderer 法では口蓋粘膜骨膜を横断して切開剥離します。

Wassmund法は、術野が狭く、歯や歯周組織への配慮などから操作が煩雑となりますが、移動骨片への血行を十分に維持することができます。一方、Wunderer法では術野がみやすいという利点がありますが、骨片への血液供給が唇側の粘膜骨膜からのみとなります。通常は骨片が壊死に陥ることはないですが、骨片への血行の維持に注意が必要となります。

私は血行の安全を最優先に考慮して、Wassmund法を採用しています。


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上顎前歯部歯槽骨切り術

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