顔面輪郭形成術 額(おでこ)減量2
手術前準備
どの部位を、どれだけ削るのか?
手術直前に患者様の眉毛の部位に直接マーキングします。眼窩上神経の位置をマーキングしておきます。
麻酔
静脈麻酔法が選択されます。患者様は点滴から睡眠剤が入ることにより、手術直前から手術直後までぐっすり眠った状態です。痛みはなく、恐怖感もなく、お休みしている間に手術は終了します。
切開
眉毛の下の生え際で2~3cm切開をします。眉毛の下縁の境界よりは眉毛内を切開することが術後に傷を目立たなくするためのコツです。傷は3ヶ月程度は赤みがありますが、その後はほとんど目立ちません。
剥離
眼窩上神経を損傷しないように注意しながら、皮下脂肪、眼輪筋を切開しながら眼窩上縁の骨に達します。剥離に際して止血は丁寧に行い、常にスペース内をドライな状態にします。
削骨
骨を削る器械としては、ラウンドバーとピエゾ(超音波)を使用します。パワーからすると電動のラウンドバーが優れていますので、外側よりはこのバーで迅速に削っていきます。眼窩上神経周囲ではバーによる巻き込みを防止するために、ピエゾを用いるのが安心です。
閉創
5-0PDS, 7-0ナイロンで2層に丁寧に縫合します。