顔面輪郭形成術 額(おでこ)増大2
手術の方法
このページのご紹介内容
手術前準備
どの部位に、どれだけの量のハイドロキシアパタイトを入れるのか?手術直前に患者様の額に直接マーカーで注入部位をマーキングします。等高線で記しておくと手術中の指標になります。手術範囲はが額の中央部を中心とした場合には6ml、広範に全体的に及んだ場合には9mlを使用します。それ以上は、2度目の手術で追加注入ということになります。成形可能な時間かラ考えると、一度の注入で9ml以上注入することは不可能です。
麻酔
静脈麻酔法が選択されます。患者様は点滴から睡眠剤が入ることにより、手術直前から手術直後までぐっすり眠った状態です。痛みは感じることはなく、恐怖感もなく、リラックスした状態でお休みになれます。
切開
前髪の中央部の生え際で1cmほどの切開をします。これは骨膜下を剥離する際に使用するエレバトリウムが入る最低限の大きさです。生え際の傷跡は術直後からに目立たないのが特徴です。
剥離
手術直前のデザインに沿って、骨膜下にて剥離腔を作成します。剥離腔作成後には、剥離範囲を広範に圧迫止血して、スペース内をドライな状態にします。アパタイトはドライなスペースに入れる必要があります。
ハイドロキシアパタイト準備
ハイドロキシアパタイトはナースが2剤を混入・撹拌して練和して注入スタンバイの状態にします。その時間は約1.5分間です。
ハイドロキシアパタイト注入
生え際切開部より、注入予定部位に専用シリンジで均等にハイドロキシアパタイトを注入します。3分間はペーストは柔らかく、形態を調整できます。なだらかに段差ができないように、ハイドロキシアパタイトを均していきます。3分間で成形した後は、固形化するまでは7分以上を要します。
閉創
細いペンローズドレーンを留置します。切開部位は2層に縫合します。